茶太郎的な毎日

さてさて、このＭ・ダックスのチビ
この子は何色になるでしょう～か。



写真だけで判断したら、100人中99人ぐらいは
クリームとかゴールドとかクリアレッドって
答えが帰ってくるやろな。

ココに親の情報を加える。
父：シルバーダップル atatBbCCDDEeggMmSStt
母：ブラック＆タン atatBBCcchDDEeggmmSStt

この情報を見ると、ちょっと詳しい人やったら
この子のカラーはゴールド（eレッド）ってなるやろ。
父からeをひとつ母からeをひとつ引き継いでeeとなる。
まぁ、この子が生まれるまで
この父親がeを持ってるって知らんかったんやけど・・・

専門的にはeレッドって呼ぶけど
普通はゴールドって呼ばれることが多いな。

まぁ普通はそこまでで終わり、この子のカラーは
ゴールドで申請されるはず。

最初はボスもそのつもりやったけど
しっかり目が開いて、いろんな部分のカラーが
表現されてきたら、判明した。

まずは鼻とかパット

そう、なんかまだら模様が・・・

それと目

10～11時の方向にキレイなブルートパーズのような部分が・・・

そうなんです！

これは父親から "M" を引き継いだ証拠。

この子はレッドダップルです！

普通は見落とすぐらいの小さなもの。
鼻も成長とともにだんだんと黒くなるはず
目の中も疑って見てやっとわかるレベル
この青い部分も1ｍｍ以下ほどしかない

将来的には普通にゴールドに見えるやろな。

レッドダップルは健康的にはなんら問題ない。

ダブルダップルやパイポールド
ブルー系やイザベラ系とは違って
健康状態にも問題は出ない、健全なカラーです。
もちろんスタンダードでも認められてる。

しかし・・・
この子で繁殖するとなると・・・
もちろん健康上問題ないから繁殖は可。
でも組み合わせる相手のチョイスをかなり慎重にならんとアカン。

Mを持つダップルは、同じMを持つダップルと組み合わせたらアカン
そうや、ダップル同士を組み合わせMMになったら危ない子が出る率が高い。

この子のような判断が難しいダップルを気が付かず
ゴールドとして申請してたら・・・
この子はダップルでないからダップルと組み合わせても
問題ないと思い組み合わせてしまったら・・・

この子と同じように判断に難しいダップルが
たくさんおるやろ。
間違って申請されてる子と組み合わせてしまったら・・・

そのあたりを考えると、この子は繁殖に不向きとなる。

カラー遺伝子の知識が豊富で、犬をしっかり見れる人なら
この子での繁殖は十分に可能や。

健康上は問題ないけど繁殖に不向きでペットとしてってことになるわな。