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2008年04月08日

ダックスの事8

夏みたいな天気が続いてるなぁ~
日曜は雨ちゅう予報やったのに
ピーカンで高温多湿の一日やった。
昨日も夏みたいやったし、梅雨入る前に夏なるんちゃう?
ここ最近の異常気象は何でもありやろうからな。

さてこの前の続きやな。
AやらBやらわけわからんがな!?
って言わんとついてきてや。

Dは前に出たメラニンの並び方自体に関与。
イザベラとかに関与。

  『DD』優勢で毛色に変化はなし
  『Dd』も見た目に変化なし
  『dd』でカラー全体をボカしていく。
 
  DはダリューションのD、ダリューションって希釈って意味や。
  元々あったカラーを薄めてボカしていくんや。
  本来、ダックスは『DD』で固定されてて
  『Dd』とか『dd』は存在せえへんかったんや。
  それがなんでかいつの日にか『dd』って奴が存在するようになった
  どこかで他犬種が混ざったってことやな。
  『dd』になるとブルー&タンとかイザベラ、フォーンなどが発色。
  本来ダックスにはいなかったという事で認められないカラー。
 
Eは毛も含めた、黒い部分の強調。
ブリンドルとかもこれ。

  このEシリーズは曲者。
  こいつの存在は今までの考えを根底から覆すぐらい厄介。
  『EE』の状態は拡張遺伝子と呼ばれて、鼻や爪、アイラインなどの
  色素ポイントと呼ばれる、黒い方がいいとされている箇所の
  色を暗い色にしていく、状況によっては、その周囲の毛も
  暗くしていく、シェパードやキースホンドのブラックマスクといわれる
  黒い顔もこれの影響。

  これとは対照的に『ee』の状態になると制限遺伝子って呼ばれて
  全て部分を退色させる。鼻の色が薄くなったり、
  爪やパットの色が薄くなったり・・・
  で、この制限遺伝子の厄介なんは年齢が経つほど作用が大きくなる事
  この制限遺伝子は『Ee』のように e が一つしかない場合は
  潜伏して全く影響を与えへん、2個揃ったらカラーに悪戯開始や。
  でも e を1個でも持つ子は年齢を重ねるとウインターノーズになって
  いく事が知られてる。
  ウインターノーズちゅうのは紫外線の弱い冬に鼻の色が抜けていく事。

  ブラック&タン同士の交配でクリアレッドが生まれてくる事がある。
  本来、劣勢の 『atat』×『atat』 の場合は生まれてくる子は
  全て 『atat』 になってブラック&タン以外生まれてけえへんはずや。
  そこにこの Eシリーズが 『ee』 で作用するとブラックの色を
  制限して、レッドになるんや。

  ゴールデンリトリバーってキレイな黄金色やん。
  あれってブラックちゃうからAシリーズは 『aa』 になるはずやん
  でもゴールデンって 『AA』 や。
  ほんで Eシリーズが 『ee』 になって黒を制限して黄金色になってる。
  この 『ee』 ってやつはガラってかえてまうから注意が必要や。

  『br』がつくとブリンドルを発色。
  『EbrEbr』とか『Ebre』とかって並ぶケースな。
  ブリンドルは優勢やから『Ebr』は1個でも存在感だして発色やでぇ。
  時々間違った認識の人がおるけどブリンドルは優勢遺伝子や。
  劣勢で次世代に受け継がれる事はない。
  そやからキャリアは発生せえへんでぇ。
  たまに、「この子はブリンドルキャリアです」なんて記述を
  見かけたりするけど、これは違う。

Gはダックスに関係ないから飛ばす。

ここまでのA.B.C.D.E.Gシリーズが身体全体的なカラーに関する事
『cchcch』 とかのクリームも身体の一部だけ
クリームなるような作用はせえへん。

しかしこの後のM.S.Tシリーズは柄を出すシリーズや。
身体のどっか一部だけの色を変えたりするんや。

続きまんでぇ~
次はダックスで重要なダップルの話やでぇ。

ダックスの事8



Posted by 茶太郎君 at 10:27│Comments(0)
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