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2008年03月30日

ダックスの事2

この前の続きやよ。
椎間板の症状や診断

椎間板ヘルニアって2つのタイプに分類されるんや
ハンセンⅠ型って奴とハンセンⅡ型って奴。

Ⅰ型はある日突然発症する。
Ⅱ型は慢性的な感じ、老化現象的なもの。
ダックスはほとんどⅠ型。

Ⅱ型は置いといてⅠ型の話だけにしょうな。

Ⅰ型はダックス、シーズー、ウェルシュコーギー、ビーグル、
コッカースパニエル、ペキニーズ、ラサアプソとかの
軟骨異栄養性犬種って呼ばれてる犬種に多発するんや。
前回も書いたけど、これらの犬種は元々、軟骨形成異常の
素因を持ってるからなんや。

Ⅱ型が老犬に多発するのに対してⅠ型は3~6歳に多発する。
ウチで経験したヘルニアも全てⅠ型。

ホンマ突然やでぇ。
ウチの場合は飛び降りた瞬間とか走り始めた瞬間とかやない
ゲージに入れて数時間経過して排泄に出したら・・・
最初は出てこない。うん?どうした?
って覗き込むとゆっくり出てくる。
あれ?動きは変?後ろ足動いてない?
みたいな感じで『えっ!なんで??』って感じやった。

4頭、5回、経験したヘルニアで下半身麻痺が4回。
1回は頚椎周囲のヘルニアで首を上げることができへんちゅう症状。
4頭で5回ちゅうのは1頭の子が2回発症してるんや。
3歳で一回、8歳で2回目。違う部位やったけどな。

椎間板ヘルニアは症状によって5段階に別けられる。
1度は触ると痛がるとか、動きたがらないとか、背中を丸めて動かないとか
首をあげられへんとかも1度やな
2度は軽い麻痺、動けるけどフラフラするとか、時々足を引きづるとか。
3度は下半身麻痺。後ろ足は麻痺して前足だけで移動する。
4度はこれに排泄障害が出る。
5度は痛覚も麻痺し足先を器具で強くつまんでも痛みを感じない。

ウチの場合は排泄障害はでえへんかったから全部3度。
でも1回は痛覚がなかった。

こんな感じが症状やな
1度とかのホンマ軽い症状場合は気付きにくいかもしれん。
ほとんど場合腰が抜けたような感じで下半身麻痺してるからすぐに気付く。
パニくらずに安静にして獣医に直行やな。
ちょっと狭いかなって思うぐらいのゲージに入れて病院へや。
抱いて行ったり、大きいゲージに入れて行ったらアカンで。

さて次は確定診断やな
老犬の場合や軽い症状の場合は椎間板ヘルニアやのうて脊髄変形症の場合もあるでぇ
ウチのラブラドールで脊髄変形症になった子がおったけど
突然、足がふらつき、後ろ足だけ千鳥足って感じや。
椎間板ヘルニア、ハンセンⅡ型の2度かなって思ったけど
診断結果は脊髄変形症やった。

まずはどの程度麻痺があるか確認。
立たせてみて後ろ足に力が入るか様子をみたり
足の甲の部分を地面につけて、自分で正常の位置に戻せるかとか。
次に、レントゲン、これは造影材を使ってやらんとアカンから
全身麻酔してからや。麻酔のリスクとかもある。
何回かやらんとアカン時もある。
後はMRIとかCTとかがあればエエけど、地方ではなかなか設備がない。

これらの診断、検査で脊髄のどこの部分の椎間板がイカれたか
判断して、どうするか決めていくんや。

ハァ~疲れた・・・
続きは今度なぁ。

ダックスの事2




Posted by 茶太郎君 at 10:16│Comments(0)
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