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2008年03月12日

責任。

『責任』 最近良く聞く言葉やなぁ
説明責任とか責任問題とか・・・

犬たちと暮らすのにも、もちろん責任がある
最後まで面倒をみるとか
散歩にいくとか、その他、諸々・・・

ブリーディングしていくものにも
果たすべき責任があると思う。

何万頭という犬たちが保健所で殺処分されていくなか
新たな命を作っていってるのがブリーダー。
その事を肝に銘じて活動すべき。

また犬種に対しても責任があるはず。
今、世界中には何百という犬種が存在する。
ブリーダーはブリーディングしていく犬種を愛し研究し
後世に繋いでいかなければならない。

今の各々の犬種が様々なスタイルをしているのは
先人達が時間と労力、金をかけて作ってきたもの。

あのスタイルには全て理由がある。

例えば、ダックスフンドはなぜ足が短いんか?

それは獲物を獲るために地中深くに潜る必要があるため
狭い穴の中では足が長くない方が利便性が高いためや

それに伴い、ダックスは胸の位置より肘の位置が高い事が求められる。
普通の犬種は胸より下に肘がある。

胸を地面につけ身体を支えながら穴を掘るためである。
こうすれば両手がフリーで使えるからな。

もうひとつ例を出せば、ブルドックはなぜあんなに鼻がぺちゃんこなのか?

ブルは闘牛目的で作られた犬種。
牛に噛み付いた時、噛み付いたままで長時間呼吸ができるように
鼻を後方に移動させたんや。

こんな風にみんな理にかなった事柄のもと
あのスタイルが確立されてるんや。

今では当初の目的に使用されている犬種は少ないと思う。
ウチにも40頭ぐらいのダックスがおるけど
穴熊狩りをしてる奴は一人もおらん。
そやったら、もうあのスタイルにこだわる必要はないんちゃう?
なんて考える時も多々ある。

でも犬種は文化遺産やと思う。
先人から継承し後世にこの素晴らしい犬種を受け継いでいかなアカン。
こういう意味では、前に書いた『断尾』のことはかなり悩んだ。
いまでも『断尾』をするのが継承なのでは?って思うこともある。

ブリーダーの責任はこの犬種という文化遺産を理解し
後世に継承し、より発展させることやと思う。
責任重大やな。

こういう面からもチワックスとかダップーなんて犬種を無視した
繁殖を気軽にする人達やティーカップとかぬかして
儲け主義でサイズを下げて行こうとする人達は嫌いやねん。

責任。



Posted by 茶太郎君 at 09:12│Comments(0)
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